トラックというと、基本的には業務用車両に位置付けられているものです。2020年時点で全国には約4200万台もの自動車が存在しており、そのうちの約40パーセントが自家用車です。残りの60パーセントが物流用の車両となるため、比較的多くの数で存在をしていることがわかります。国内では2010年頃から物流車両と人材の確保が難しくなっており、大手ECサービスでは専門会社に委託をするのではなく個人に対して配達業務を委託するようになりました。

それと同時に個人によるトラック買取需要も急激に高まりを見せており、2021年現在も買取市場は拡大傾向にあるほどです。なぜ個人によるトラック需要が高まっているのか、ここでその背景を解説していきましょう。2019年に働き方改革という新しい法律が施行をされました。これによりあらゆる業種に従事をしてる方でも、副業が認められるようになっています。

この副業として物流業務をなされる方が増加したと、労務局では見解を述べました。個人の場合、大型ではなく軽車両トラックのみでしか業務はおこなえませんが、ECサイトで購入された商品であれば十分に配達をすることが可能です。また初期導入のコストを削減するために、中古買取サービスを活用されているということでしょう。トラックのなかでも軽車両が売れ筋となっており、買取サービスでは販売価格・買取価格ともに相場が高まりを見せているのが特徴となりました。